過去、一人暮らしをしていた頃大変野良猫の多い地域に暮らしていたことがありました。うちの玄関が奥まったところにあったので、冬は野良猫が2，3匹そこでぬくぬくと過ごしていたのです。完全に入り口は塞がれ、私が帰宅するために近づくとささっと横を通り抜けて逃げていきます。害がなければ私も気にしなかったのですが、おしっこが臭くて臭くて徐々に戦線が展開されることとなりました。戦いの火蓋は切って落とされたのです。
※過激な表現を防ぐため、愛猫家の方、動物愛護の方々はお読みにならないようお願い申し上げます。
はじまり
ある日家に帰ってきたら、玄関がものすごく臭かったです。そう、猫の糞尿です。どこにやられたのかわからないけど鼻を突く強烈な異臭です。水で流したり雑巾で掃除したりいろいろしましたが全然よくなりません。想像してみてください、一日仕事で疲れて帰ってきてふーと自宅に帰ってきた安心に浸りたいところにこの激烈な臭さです。匂いがうっすら弱まってきたかな？と思ったらまたやられて振り出しに戻りました。一回やられたらもうそこは猫にとって「トイレ」と認識されるそうです。
猫忌避剤
我が家をトイレ扱いされては困るので固形の忌避剤を買ってきました。犬猫避けスプレーのほうが効きそうだと思ったのですが、クチコミを読むとコスパが悪いと書かれていたので固形のほうにしました。小さな粒をいくつか出して玄関先に置いておきます。嗅覚のするどい猫にとって臭いのでしょうが、人間にとっても十分臭いです。漢方+極悪な刺激臭を足した臭いがします。それで様子をみていましたが、数日後何食わぬ顔で座っているので私はがっくりと肩を落としました。
超音波
この分だと忌避スプレーも大して効かなそうなので次の一手は超音波にしました。猫に不快な超音波を出して嫌なところだと学習していただきます。赤外線センサーでスイッチが入って、しばらくキーンとモスキート音みたいなものが流れ、30秒後に1回切れます。つまり自分が帰宅しても配達のお兄さんでも作動しますが、人にも猫にも無害らしいので超人道的です。耳をすませば「キーン」と鳴っているのはわかるのですが、人間の耳では聞こえにくい帯域らしく、しばらくすれば慣れてあまり気になりません。
効果はあるような…？でもたまに気にせず座っていることもあります。前よりはいないんですが、たまにいるという感じです。もう最後の手段に出るしかありません。
武力行使
猫は非常に臆病なので、一度痛い目に合えばしばらくは来なくなるらしいです。ただし猫は非常に馬鹿なのでしばらくすると痛い目にあったことを忘れてまたきてしまうそうです。さて大家さんに相談したときは「蹴り飛ばしてやれ！」とか言っていましたが流石にそれはちょっ嫌。かくなるうえはリーチがあって帰宅時手に持っている傘を武器にしました。そしていつものように雨の日にいるのですれ違うときにばしーん！と1匹/一太刀ずつ（このときは3匹か4匹いました）。
さすがにこれは効いたのか、その後しばらく来ませんでした。そして冬が終わり、次の冬が来る前に私は引っ越したのでその後どうなったのかしりません。でも一応次の方への餞別として超音波の機械は置いていきました。
みんな仲良く暮らせるといいね
そんなだったので別に犬も猫も普通だったのですが、野良猫は大嫌いになってしまいました。
もっと言えば飼い猫を野良にする人、野良猫に餌をやる人こそ諸悪の根源！責任をもって処分してほしいです。私がここでどうこう言っても届かないのでしょうけど…。
ちなみに当時はそんな玄関で恥ずかしいのでAmazonの配達は基本的に近くのコンビニでお願いしていました。店員さんにご面倒をおかけして申し訳ないです…
さらに当時少しでも猫に対する憎悪を和らげるべくねこあつめをやっていました。無味無臭ならかわいいもんさ…
