てっぺんめざせよ

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ワーママ転職:ライフステージに合わせた会社選び

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3月は別れの季節ですね。私はちょうど一年前に転職していたのですがいろいろと振返り機会がありました。

前の会社

  • 産休育休 自由にとれる
  • 時短 自由にとれる
  • 復帰後 出張、お出かけばんばんの導入は厳しいから外出の少ない保守でしょ的な
  • 給料 低め 勤続年数ごとに年次であがって平だと上限600
  • 出張 結構ある。独身時代は海外出張が楽しかったものです
  • 昇進 不透明、気まぐれ、女子はほぼなし、出入りが激しいから昇進する前に辞めるw
  • 副業 経理の人が忙しすぎて100%ばれない自信があった

入った経緯等

自分の環境を選ぶ権利があるはずなのに、ゆでガエル状態でした。前職は震災の2011年に既卒入社したしがないIT系中小企業。
法律事務所でパートをしながら会計士を目指して2年くらい勉強したのですが、どうもあっていないらしく就職活動を始めます。
卒業後2年の既卒枠と、法律事務所のパートから転職枠と両方でしたが、まぁどこも受かりません。それで困りはててハローワークで探し始めます。もはやどこでもいい感もありましたがTOEIC800以上で絞って出てきたのがそこでした。

入ってみたらシステム導入というのはまぁまぁ楽しい。英語も使うし海外出張もあるし昭和のおじさんたちが飲みに行ったらおごってくれます。後輩もかわいいし、先輩も頼もしい。不満があるとしたらお給料がちょっと安いくらいかなー…だけど大企業で部品として働くより中小企業でいろいろ、なんでもやったほうが楽しくない?みたいな気持ちでした。育休と産休をこの会社でとります。

でもでも産休明けだんだんと会社の総務よりな仕事を経験するにつれ、社長のわがままひとつで方針が変わるというのに嫌気がさして転職しました。働き方改革とお題目は立派ながら現状を全く変える気がないのが最悪。子供は保育園で時短勤務中。毎週木曜は「子供が持病のため毎週通院することになりました」とうそをつきました。

今の会社

  • 産休育休 自由にとれる
  • 時短 自由にとれる プロジェクト次第
  • 給料 高め ランクで決まる ボーナスの振れ幅があるけど200up
  • 出張 望めばなし。プロジェクト次第。プロジェクトは無限にある。
  • 昇進 ランク制かつ評価が透明だから納得感がある ただしマネージャーたちは鬼忙しそう
  • 副業 禁止 でもどうせいつか解禁されるでしょうーとたかをくくっている
  • その他 フリロケ(在宅)、ダイバーシティにも力を入れていて良い企業アピールしている。保活コンシェルジュもいて福利厚生が厚い

そしてフルタイム

今はフルタイムで9時18時働いています。職場の立地、家の場所、夫の惜しみない協力などいろいろ恵まれていると思います。
転職して資本力の違いはあらゆる場面で感じます。給与や評価の制度設計にお金をかけているのです。給与のペースアップもあったし、外部研修も頻繁に実施しています。

転職はタイミング

では最初から今の会社に入っていたら良かったかというとそれも違う。全く忘れていたんですけど私旧姓の時震災直後にこの会社落ちていました笑。過去メール偶然漁ってたら出てきた。
出産前は身軽に海外行きたかったし、飲み歩いたりで前職はそれなりに楽しかったです。でもその働き方を子供いてできるかと言われるとそれはできない。なのである程度資本的ゆとりのある会社を無意識に選んでいましたが、それは良かったなと思います。
現職でも残業しないで帰る権利は独身の、または子供がいない既婚者には保障されていないように感じるので私の定時帰りは他の人の残業の上に成り立っている気がします。その仕組み自体が間違っているとはいえもっとなんとかならないものですかね。今がまさに社会の転換期だと思いたいです。誰であろうとたくさん働きたい人はたくさん働いて、働きたくない人は働かなくてよくて、それぞれが窮屈に思わない社会になってほしい。
転職はじめたときは「こんなに楽な仕事で給料をもらっているのに本当に転職して大丈夫なのかしら…」と思っていましたが、もっと早く転職すればよかったです。そして振り返れば、ああいう人を大事にしない会社にNOと言えなかった自分は昭和の価値観の延命に尽力していたのか…と戦犯みたいな気持ちになりましたw
みんながもっと活発によろしくないものにNOという義務を感じれば社会の改善が加速する、のかもしれません。
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転職したいかどうかは関係なく、会社員ならぜひ読んだほうがいいと思った必読書
新卒時の漠然としたイメージじゃない業界の決め方や、自分の相対的市場価値の話等
ちなみにうちの夫はこれを読んでIT業界に転職しました