てっぺんめざせよ

Making the world a better place -- ITとシンプルライフを掲げて爆走するワーママ記

スリッパに履き替える会社はどうしてだめなのか

ひふみ投信の藤野英人さんがたびたび「スリッパの法則」なるものに言及されているので、何かしら?と思って買いました。

ささったポイント

表題のスリッパの法則は履き替えないと社内に入れない=オープンでない、ことは不正の温床にもなり得るので良くないという旨の話でした。
(もちろん衛生面の理由がある場合は別)

その他社長の性格/人格や社内の社員、文化、IR開示等でどういった企業がよい/悪いかを法則ごとにまとめています。
全部で67個の法則があるが、基本的にどこから読んでも大丈夫そうです。

印象に残ったのは

・PLの分析よりもBSの分析に時間をかけろ
・BSの分析よりもCFの分析に時間をかけろ
・CFの分析よりもビジネスモデルの分析に時間をかけろ

という一連の法則でした。
ビジネスモデルの分析とはすなわち「どのような顧客層に対して、どのような企業戦略で、それがどのような収益になるか。」であり、これを常にアップデートしている企業のみ変化についていけるとのことです。

実際にいけている企業の場合は本の中に具体的な企業名がでていることもあり、
ポスレン、ゴールドクレスト等こんな会社もあったのかーと初めて知ることが出来ました。

原則として藤野さんがファンドマネーシャーとして会社に赴き社長と話して感じることなので、
パソコンで情報収集からトレードしている人の株選定の手助けにはそこまでならないのではないかと思いました。
足で稼ぐ情報にはやっぱり価値があるのですね。

おすすめ

  • 藤野さんの頭のなかを知りたい人
  • 変化に対応する社長とはどういう社長か知りたい人
  • 自分の会社は大丈夫か?を法則に当てはめて考えてみたい人

おわりに

追記:
最近カンブリア宮殿にも出てひふみ投信の評価額はどんどんあがっています。
私はずっとずっと積み立て続けるつもりなので末長く応援しています。
ひふみ投信