手にとったきっかけ
・投資信託の勉強のため
・マイナス意見の本を読みたいと思ったたから
感想
著者の投資信託を買わない理由は以下のとおりでした:
①売られる動機が不純
証券会社の都合で「売らなければならない」ものが投資信託にねじ込まれているそうです。
②人間関係が色濃く反映
上記の裏事情はファンドマネージャにも紐付いています。アナリストがファンドマネージャーを籠絡しているそうです。
③国が政策のために利用している
公社債投資信託でどうにか貯金をはきだしてもらう→どんどんリスクの高い商品をおすすめするというフローができているそうです。
④証券会社にとって都合がよすぎる
証券会社は手数料商売。売れたら証券会社はもうそこで満足ですよね。
さて、この本は著者の証券会社勤務経験にもとづいているようです。
そこにはおじいちゃんおばあちゃん相手に公社債投資信託を売ったり、顧客に電話営業をかけて株をおすすめしている姿がありました。
なのでこの話は証券会社の窓口で口座を開設して、
電話のやりとりで担当者の助言に従って購入している場合のみ当てはまるのではないかと思いました。
私のやっている投資信託はネット証券だし、営業の電話なんてかかってきたことないし、手数料もそんなに高くないです。
投資信託のリスクを知るために読んだ本ですが、ドルコスト法の定額積立のリスク程度は特に問題ない、という考えは変わりませんでした。
この本はネット証券やインデックス投資信託の積立がまだ主流になる前に書かれたのかなとも思いました。
おすすめ
・証券会社の業務の内側を知りたい人
・投資信託のリスクを知っておきたい人