ささったポイント
本書は「ビジネスシミュレーション」のケース集です。
タケコプターができたら、アンキパンができたら、どこでもドアができたら、社会はどう変わるかという藤野さんの見通しが説明されています。
ケースごとに
・世の中に起こる変化
・経済に起こる変化
・影響を受ける企業
がまとめられていて、ケースによっては業界全体の変化や価値観の変化も取り上げられていました。
各産業でどういった企業が活躍しているのか、
今藤野さんがどういう企業に着目しているのかがわかって興味深かかったです。
名の知れた大企業もあれば聞いたこともない企業もありました。
さて、ささったポイントは「ビジネスシミュレーション」のコツです。
ケーススタディとは別のコラムという位置づけでしたがこれがすべてのケーススタディの根底にあることを知っているとより理解しやすいのではないかと思いました。
上手なビジネスシミュレーションのコツ
①両目で見て両耳で効く
②利用シーンをイメージする
③誰が作るのか
④デメリット・ライバルを想像する
私の仕事は最終消費者とは直接関係ないシステム系ですが、
街で既に売っているものをこの仕組み②の「利用シーンを考える」のは結構楽しいです。
例えばグミの利用シーンだったら…
「私は仕事中、小腹がすくと手が伸びる。
残業が続くとストレス発散と空腹のために消費量が増える。
塾で勉強している予備校生にも人気がありそうだ。
もちろん子供のおやつにも。
逆に主婦とかサラリーマンはあんまり食べないのかな?」
こんなどうでもいい妄想レベルですが、ずっと続けていたらいつかアイディアの種になるかもしれません。
今後暮らしていて何かに不満を感じたら、その不満が解消される新しい商品を考えよう。
そしてビジネスシミュレーションも考えるという遊びをしていきたいと思いました。